「瞬間英作文をやっているけど、実際に話す機会がない」 「英会話レッスンを受けているけど、上達を感じない」
こうした悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
英語講師として多くの生徒さんを見てきた中で、瞬間英作文とオンライン英会話を効果的に組み合わせることで、スピーキング力が飛躍的に向上した例を数多く見てきました。
この記事では、瞬間英作文とオンライン英会話を組み合わせる具体的な方法を解説します。
英会話への複雑な思い
生徒さんの中には「英会話が嫌い」という人もいます。
しかし、よくよく話を聞くと、逆にそれは英会話がやりたいけど、どうしても話すとなると思い通りには表現できないという気持ちからくるもので、最終的には英会話ができるようになりたいという目的のために学習を始める方もたくさんいらっしゃいます。
2つのタイプ
①英会話をどんどんやりたいタイプ 学習を始めたての頃や、さまざまな課題の中で、その都度、第二言語習得の正しい順序を説明したりしますが、それでも英会話をどんどんやりたい気持ちが強い生徒さんもいます。
②英会話で壁にぶつかったタイプ 逆に、これまで英会話ばかりやってきて、壁にぶつかった方が薄々「何か土台が足りないのでは」と感じながら学習を始める方もいらっしゃいます。
興味を取り入れることの重要性
どちらにしても、こういう場合は、英会話は今の段階では全くすべきでないと言い切ってしまうよりも、興味のあるものを取り入れながらの学習が、生徒さんにとってはストレスも少なくなるように思います。
なぜ瞬間英作文とオンライン英会話を組み合わせるのか
瞬間英作文は、文法を身につけるための手段です。
よく理解した後では、口頭練習の繰り返しになります。
成果を確かめる場として
この成果を確かめるためのオンライン英会話であれば、勉強方法としてお勧めできる組み合わせの1つです。
瞬間英作文で習得した文法パターンを、実際の会話で使ってみることで、本当に使えるレベルに定着させることができます。
オンライン英会話の選び方
TESOL資格を持つ講師がいるスクール
オンライン英会話では、先生が英語教授法の有資格者(TESOLなど)であったりすれば、瞬間英作文を言い切った後の正誤は、先生にお任せすれば適切な助言をしてくれるでしょう。
TESOLとは: Teaching English to Speakers of Other Languagesの略で、外国語を学ぶ人がどのように学習をすれば良いかを学問として学んでいます。
英語が話せる ≠ 教えられる
例えば、日本語が話せても、どういう言い回しが自然か、などは答えることができても、日本語を学ぶ人に「今何が課題で、どのように言語を習得すべきか」を説明したり、習得の方法を適切なタイミングで適切な方法を提示するのは難しいと思います。
特に、どのような言い回しが自然かなどよりも、基礎的な段階にいる場合や、なかなか伸びないと感じている人は、言語習得について体系的に学んでいる先生に習うのが一番のゴールへの近道でしょう。
お気に入りの先生がいる場合
とはいえ、お気に入りの先生がいて継続につながっている場合は、併用もありでしょう。
効果的な組み合わせ方
では、具体的にどのように組み合わせればいいのか、説明します。
ステップ1:瞬間英作文で文法パターンを習得
まずは瞬間英作文で、文法パターンをしっかり身につけます。
スラスラ言えるまで繰り返し練習してください。
ステップ2:オンライン英会話で実践
習得した文法パターンを、オンライン英会話のレッスンで意識的に使ってみます。
ステップ3:間違いを訂正してもらう
前提として、きちっと間違った箇所を訂正してくれるように依頼できていることが重要です。
多くのオンライン英会話では、間違いをあまり指摘しないこともあります。レッスンの最初に「文法の間違いがあったら、その都度訂正してください」と伝えましょう。
ステップ4:言えなかった表現を瞬間英作文に追加
レッスン中に言えなかった表現や、間違えた文法を、瞬間英作文の練習に追加します。
これにより、弱点を確実に克服できます。
フリートークでの活用法
フリートークで瞬間英作文で身につけた文法を使ってみることが効果的です。
意識的に使う
「今日は関係代名詞を使おう」 「今日は現在完了形を使おう」
このように、意識的に特定の文法を使うことで、実践力が身につきます。
自然な会話の中で
無理に使う必要はありませんが、チャンスがあれば積極的に使ってみましょう。
実際の会話で使えた文法は、確実に定着します。
カランメソッドとの組み合わせ
英会話レッスンには「カランメソッド」というものがあります。
カランメソッドとは
これは完全なフリートークとは違い、正しく言えるように素早く反応して繰り返すのが特徴的なものです。
イメージとしては、先生をつけながら一緒にカスタマイズされた瞬間英作文をするようなものです。
瞬間英作文との相性
瞬間英作文で基礎パターンを身につけた後、カランメソッドで反射神経を鍛えるという組み合わせも効果的です。
カランメソッドを提供しているスクールの先生は、英語教授法の有資格者も多いため、安心です。
組み合わせる際の注意点
①瞬間英作文が先
瞬間英作文で基礎がないまま、オンライン英会話だけやっても、効果は限定的です。
まずは瞬間英作文で文法パターンを身につけてから、オンライン英会話で実践しましょう。
②間違いを恐れない
実際の会話で間違えるのは当たり前です。
間違いを恐れず、どんどん使ってみることが上達の近道です。
③フィードバックを活かす
先生からのフィードバックを、必ず瞬間英作文の練習に反映させましょう。
これにより、確実に弱点を克服できます。
まとめ
瞬間英作文とオンライン英会話の組み合わせ方:
効果的な流れ:
- 瞬間英作文で文法パターン習得
- オンライン英会話で実践
- 間違いを訂正してもらう
- 言えなかった表現を瞬間英作文に追加
オンライン英会話の選び方:
- TESOL資格を持つ講師がいるスクール
- 間違いを訂正してくれるスクール
- カランメソッドがあるスクール
実践のコツ:
- フリートークで意識的に使う
- 間違いを恐れない
- フィードバックを活かす
注意点:
- 瞬間英作文が先
- 基礎なしでオンライン英会話だけはNG
- お気に入りの先生がいれば併用もあり
瞬間英作文で「型」を身につけ、オンライン英会話で「実践」する。
この組み合わせが、スピーキング力を最短で伸ばす方法です。
次の記事では、「瞬間英作文とシャドーイングの違いと使い分け」について解説します。

