これから英語をやり直そうという人かどうかに関わらず、リスニングが苦手という人は多いです。
英語をやり直そうとスクールを探したりしている人なら、「シャドーイング」という言葉を何度も目にしたのではないでしょうか。
しかし、流行っているからといって、好きな教材を好きなようにシャドーイングしてはいけません。
この記事では、やり直し英語の段階でのリスニング学習法と、シャドーイングの正しい取り組み方を解説します。
シャドーイングの前に知っておくべきこと
シャドーイングには2種類ある
シャドーイングの記事で書いていますが、リスニング強化のためには2つの訓練をします。
- プロソディ・シャドーイング:音を正確に真似する
- コンテンツ・シャドーイング:意味を理解しながら真似する
やる前に準備が必要
シャドーイングをやる前に、音声変化を理解し、身につける必要があります。
そして、音声変化の知識があっても、単語を知らなかったり、文法が分からなかったりする段階で繰り返せば、英語アレルギーに拍車をかけるだけです。
以前の記事で触れた、英会話に苦手意識を持ってしまうプロセスと同じです。
やり直し英語の段階では、簡単な教材で
プロソディでも意味理解が必要
プロソディ・シャドーイングは音を正確に聴いて真似する練習ですから、意味はわからなくてもいいと感じるかもしれません。
しかし、その教材をコンテンツ・シャドーイングと言って、意味を理解しながらシャドーイングをするという負荷のかかる訓練にも使うのです。
ですから、読んで簡単に理解できるもので始めるのがちょうどいいのです。
やり直し英語ではコンテンツまで不要
シャドーイングのプロセスとしては、プロソディの次はコンテンツに進みます。
しかし、やり直し英語の段階では、必ずしもコンテンツまでは必要ではないし、プロソディも「こんな訓練もあるんだ」という意味で、少しだけ取り組むといいでしょう。
やり直し英語向けリスニング教材の選び方
①ゆっくりしたスピード
ゆっくりしたスピードのもの、もしくは0.8倍速や0.7倍速くらいにする。
通常スピードでは、まだ早すぎます。
②スクリプト付き
スクリプト付きで、内容を完全に把握できるものを選びましょう。
スクリプトなしでは、聞き取れなかった箇所を確認できません。
③中学レベルの内容
前回までの記事で述べてきた通り、中学レベルの単語と文法で理解できる内容が理想です。
ハードルを下げることが継続の鍵
脳への負荷がすでに高い
やり直しの英語で、脳への負荷がたくさんかかっている段階です。
しかも、しばらく英語から離れていて、学習習慣もついていない段階です。
簡単すぎるくらいがちょうどいい
シャドーイングの素材を「簡単すぎる」と思うくらいのものにしないと、ハードルが高すぎて継続や習慣化からは程遠くなってしまいます。
前回の記事でもお伝えしたように、情意フィルターを上げないことが重要です。
リスニング学習の段階的な進め方
ステップ1:スクリプトを見ながら聞く
まずはスクリプト(文字)を見ながら音声を聞きます。
内容を完全に理解した状態で聞くことが大切です。
ステップ2:音読する
スクリプトを見ながら、音声と一緒に音読します。
これだけでも十分な練習になります。
ステップ3:シャドーイング(ゆっくり)
音声より少し遅れて、真似をします。
最初はスクリプトを見ながらでもOKです。
0.7〜0.8倍速で始めましょう。
ステップ4:徐々にスピードアップ
もしシャドーイングの練習が好きで、得意だったりすれば、徐々にスピードアップしてもいいです。
ただし、焦る必要はありません。
初期段階から音に慣れておく重要性
この先のリスニング学習に役立つ
とにかく、初めのうちから音に慣れておくことも、この先のリスニングの勉強に役立ちます。
簡単な教材でも、毎日少しずつ英語の音に触れることで:
- 音声変化に慣れる
- 英語のリズムが分かる
- リスニングへの抵抗感が減る
- 将来的な本格的なシャドーイングの土台になる
やり直し英語でリスニングをやる意義
リスニングをやらないのはもったいない
前回までの記事で、文法と単語の重要性を強調してきました。
しかし、リスニングを全くやらないのももったいないです。
語学学習の醍醐味
外国語をリスニングするというのは、どの段階においても語学学習の醍醐味です。
簡単な教材でも、「英語が聞き取れた!」という体験は、モチベーションにつながります。
毎日少しずつでいい
1日5分でもいいので、英語の音に触れる習慣をつけましょう。
前回の記事でもお伝えした通り、継続が最も大切です。
まとめ
やり直し英語でリスニング力をつける方法:
シャドーイングの注意点:
- 好きな教材を好きなようにやってはダメ
- 音声変化の理解が前提
- 単語・文法が分からない段階では逆効果
- やり直し英語ではコンテンツまで不要
教材選び:
- ゆっくりしたスピード(0.7〜0.8倍速)
- スクリプト付き
- 中学レベルの内容
- 簡単すぎるくらいがちょうどいい
段階的な進め方:
- スクリプトを見ながら聞く
- 音読する
- シャドーイング(ゆっくり)
- 徐々にスピードアップ
心構え:
- ハードルを下げる
- 継続を最優先
- 毎日少しずつでいい
- 音に慣れることが目的
やり直し英語の段階では、本格的なシャドーイングよりも、簡単な教材で音に慣れることを優先しましょう。
基礎が固まってから、本格的なシャドーイングに取り組めばいいのです。
次の記事では、「仕事で必要になった人のやり直し英語ロードマップ」について解説します。

