「英語が苦手」イコール「英会話が苦手」という人は多いです。
基礎文法や基礎単語が身についてない段階で、英語を話さなければいけない環境に置かれたら、苦手意識を持つのも当然だと思います。
この記事では、英語への苦手意識(情意フィルター)を克服し、学習をスムーズに進める方法を解説します。
苦手意識が生まれる瞬間
カフェで注文が通じなかった
生徒さんの中で、出張でニューヨークへ行かれた方が、「カフェで注文を聞き取ってもらえなかった」と笑いながら話していました。
その方は笑い話にできていましたが、人によっては英語を話すことに対する苦手意識に繋がってしまう経験です。
小さな失敗が積み重なる
- 発音が通じなかった
- 文法を間違えて恥ずかしかった
- 会議で何を言ってるか分からなかった
こうした小さな失敗が積み重なって、「英語は無理」「自分には向いてない」という苦手意識が形成されます。
情意フィルターとは
心理的な壁
苦手意識は「情意フィルター」と言って、英語学習にマイナスの影響があることがあります。
情意フィルターとは:
- 不安
- 恥ずかしさ
- 苦手意識
- 「できない」という思い込み
これらの心理的な壁のことです。
学習方法ではないから、気にしないで?
「学習方法ではないのだから、気にしないで」では済みません。
講師であれば、きちんと情意フィルターを意識したレッスンを提供しないと、より英語から遠ざけてしまうことになります。
情意フィルター対策①:スモールゴールで成功体験を積む
以前の記事でも書いた、スモールゴールの設定が有効です。
継続だけでなく、心理的効果も
スモールゴールを設定すれば、小さな成功体験がたくさん積めるので、継続に良いとお話ししました。
しかし、継続以外にも、自分を認めることや、他人と比較しないという考え方へ移行していくことができるので、体験を積むごとに英語への抵抗力が低くなってきます。
小さな成功体験の例
- 簡単な英文が読めた
- 単語が10個覚えられた
- リスニングで少し聞き取れた
- 文法問題が解けた
こうした小さな成功を積み重ねることで、「英語ができるようになってきた」という実感が持てます。
情意フィルター対策②:簡単な教材から始める
簡単すぎるくらいがちょうどいい
簡単な教材から始めること。
前回の記事でもお伝えしたように、8割は理解できるものを選びましょう。
背伸びは逆効果
難しい教材で「やっぱりできない」と感じるより、簡単な教材で「できた!」と感じる方が、情意フィルターを下げることができます。
情意フィルター対策③:興味のある分野で学ぶ
仕事と関係なくてもOK
しかも、自分が興味のある分野です。
仕事とは関係なくても、動物が好きなら動物に関する教材、料理が好きなら料理に関する教材を使いましょう。
興味があると続く
興味のある内容なら:
- 楽しく続けられる
- 内容が理解しやすい
- モチベーションが保てる
- 英語への抵抗感が減る
情意フィルター対策④:スクールで先生にサポートしてもらう
自分の苦手意識を伝える
スクールに通っていれば、担当講師に直接自分がいかに英語が苦手か、話せる範囲でお話しするのが良いでしょう。
恥ずかしいと思うかもしれませんが、講師は多くの「英語が苦手」という生徒さんを見てきています。
講師は情意フィルターを考慮する
講師であれば、情意フィルターについても学習をスムーズに進めるために真剣に考え、考慮しながら進めるはずです。
講師ができること:
- レベルに合った教材を選ぶ
- 小さな成功体験を積ませる
- 間違いを責めない雰囲気を作る
- ポジティブなフィードバックをする
- 生徒のペースに合わせる
英語アレルギーの人の特徴
①アルファベットを見るのも嫌
「アルファベットを見るのも嫌」という方もいらっしゃいます。
学生時代のトラウマが原因のことが多いです。
②「自分には無理」と思い込んでいる
過去の失敗経験から、「自分には英語は無理」と思い込んでいる方も多いです。
しかし、これは思い込みであって、事実ではありません。
③完璧主義で自分を責める
間違えることを極端に恐れる方もいます。
前回の記事でもお伝えしたように、完璧主義は挫折の原因になります。
情意フィルターを下げる心構え
①間違えて当たり前
英語学習では、間違えて当たり前です。
むしろ、間違えることで学べます。
②他人と比較しない
「あの人はもっとできる」と比較するのではなく、昨日の自分と比べましょう。
少しでも成長していれば、それで十分です。
③できたことを認める
「まだ全然できない」ではなく、「ここまでできるようになった」と、できたことを認めることが大切です。
これまでの記事でもお伝えしてきているように、講師が褒めた時は素直に受け取りましょう。
まとめ
英語が苦手な大人のための学習法(情意フィルター対策):
情意フィルターとは:
- 不安、恥ずかしさ、苦手意識などの心理的な壁
- 英語学習にマイナスの影響
対策:
- スモールゴールで小さな成功体験を積む
- 簡単な教材から始める(8割理解できるもの)
- 興味のある分野で学ぶ
- スクールで先生にサポートしてもらう
心構え:
- 間違えて当たり前
- 他人と比較しない
- できたことを認める
英語アレルギーの特徴:
- アルファベットを見るのも嫌
- 「自分には無理」と思い込み
- 完璧主義で自分を責める
英語への苦手意識は、適切な対策で克服できます。
焦らず、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
次の記事では、「やり直し英語でリスニング力をつける方法」について解説します。

