「単語の暗記が苦手…」
やり直し英語のレッスンを受ける方の中には、こう言われる方が多いです。
前回の記事で、やり直しの基礎文法と基礎単語はこれから勉強する土台となるので省くことはできない、と述べました。
また、中学文法を3〜6ヶ月で1周するといいと書きましたが、語彙の基礎とは具体的にどのような範囲なのでしょうか。
この記事では、やり直し英語に必要な単語数と、効率的な覚え方を解説します。
最低限覚えるべき単語数
中学レベルの1,000語
最低限覚えるのは、中学レベルの英語1,000語です。
この1,000語で、日常会話のほとんどをカバーできます。
この1,000語が最も重要
前回も述べた通り、この中学レベルの1,000語が土台となり肝心なので、省けません。
ここをしっかり覚えることで、その先の英語学習がスムーズになります。
土台がないと伸びない
逆に言えば、この1,000語をおろそかにして、難しい単語ばかり覚えようとしても、結局スムーズにいきません。
基礎単語を確実に覚えることが、最短ルートです。
効率的な覚え方①:例文で覚える
単語だけで覚えようとしないのも1つの方法です。
単語だけでは覚えにくい
単語でさえも、接頭辞や接尾辞が共通していて、なんとなくニュアンスを初見でも検討をつけたりすることができるようなものも出てきます。
しかし、それだけでは正確な暗記の助けとしては弱いです。
例文で覚えるメリット
例文で覚えることをおすすめします。
例文は意味がありますから、意味のないものを丸暗記するよりずっと楽だったりします。
例文で覚える効果:
- 使い方が分かる
- 文脈で覚えられる
- 実際に使える
- 記憶に残りやすい
例文をイメージする
例文内容をイメージすれば、その中の単語は単語単体よりも覚えやすいでしょう。
映像として頭に浮かべることで、記憶に定着しやすくなります。
効率的な覚え方②:感情と結びつける
記憶と感情はつながっている
生徒さんの中には、「昔ゴロで覚えたぞ!」と言って、面白い語呂合わせを教えてくれたりしたこともあります。
記憶と感情はつながっているので、何か面白いとか、少しでも感情が動くようなことがあると覚えやすいですね。
ゴロ合わせには限界がある
ただ、全てにゴロは限界があります。
1,000語全てにゴロを作るのは現実的ではありません。
自分なりの工夫
単語ひとつ1つに可愛いイラストを描かれて覚えている方もいらっしゃいました。
個人個人、単語に関してはプラスアルファで工夫しても良いと思います。
工夫の例:
- イラストを描く
- 語呂合わせを作る
- 自分の経験と結びつける
- 声に出して覚える
効率的な覚え方③:音読する
前回も述べましたが、音読することの大切さは、単語学習でも同じです。
音読の効果
- 正しい発音が身につく
- リスニングで聞き取れるようになる
- スピーキングで使える
- 記憶に定着しやすい
音声付き単語帳を選ぶ
単語帳を選ぶ際は、必ず音声付きのものを選びましょう。
音を聞かずに覚えた単語は、リスニングで聞き取れません。
シャドーイングの記事でも述べたように、「読めば分かるのに音声で流れてきた時には、自分の思っていた音とは違ったのでわからなかった」となると、これほど勿体無いことはありません。
効率的な覚え方④:継続する
1日10語でもいいから毎日続ける
前回の記事でもお伝えした通り、継続が最も大切です。
1日10語でもいいから、毎日続けること。
1日100語やって3日で挫折するより、1日10語でも100日続ける方が、結果的に多く覚えられます。
完璧主義NG、7割でOK
これも前回述べた通りですが、完璧主義にならないこと。
7割覚えたら次に進む。何周も繰り返すことで定着します。
習慣化のコツ
- 毎日同じ時間にやる(朝、通勤時、寝る前など)
- 細切れ時間を活用
- アプリを使う
- 声が出せない時はマンブリング(ぶつぶつ口を動かす)
単語帳の選び方
中学レベルの単語帳を選ぶ
まずは中学レベルの単語帳を1冊選びましょう。
選ぶポイント:
- 中学1,000語レベル
- 例文付き
- 音声付き(必須)
- 薄めのもの(挫折しにくい)
1冊をやり切る
色々な単語帳に手を出すのではなく、1冊を何周もやり切ることが大切です。
前回の文法学習と同じです。
覚えた単語の使い方
①音読で定着
覚えた単語を含む例文を音読することで、定着します。
②簡単な英文を読む
中学レベルの英文を読むことで、覚えた単語を実際に使われている文脈で確認できます。
③リスニング教材で確認
簡単なリスニング教材を聞くことで、「あ、この単語だ!」という発見があります。
これが成功体験になり、モチベーションが上がります。
まとめ
やり直し英語に必要な単語数と効率的な覚え方:
必要な単語数:
- 中学レベルの1,000語
- これが日常会話の8割をカバー
- 土台として最重要
効率的な覚え方:
- 例文で覚える(単語だけはNG)
- 感情と結びつける(イラスト、ゴロ合わせなど)
- 音読する(音声付き単語帳必須)
- 継続する(1日10語でもOK)
心構え:
- 完璧主義NG、7割でOK
- 1冊を何周も繰り返す
- 習慣化が最強
単語帳選びのポイント:
- 中学レベル
- 例文付き
- 音声付き
- 薄めのもの
単語の暗記は地味で嫌な作業かもしれませんが、この1,000語が英語学習の土台です。
前回の文法学習と並行して、コツコツ続けていきましょう。
次の記事では、「英語が苦手な大人のための学習法(情意フィルター対策)」について解説します。

